噂のウィークエンド エイコーンズ もう今週末です。
盛り上がって参りました。
もう少し早ければ、流行語大賞候補になったんじゃなかろうか、エイコーンズの勢いは止まりません。
なんのこっちゃ分かりませんが、私の頭の中で勝手に盛り上がっています。
コラボをもっと作りたい!もっと良くしたい!
でも、テレイドの在庫は殆ど無いから時間が足らないよー
普段怠け気味な自分も、やる時はやります。
と思います。
地図を見やすくしました。
お待ちしております。
いよいよ近づいて参りました。
WEEKEND ACORNS 1st
もうご存知ですね?
ちょっと名前が覚えづらいかもしれませんね。
TOWK工房展と言えば伝わりますでしょうか?
これもダメ?
高林さんの工房で三人展やっちゃうよー
これなら伝わると思いますね。
万華鏡を語らせたら面倒臭い三人が集まって、一緒に楽しみましょう!という企画。
さぁどうなるでしょう?
私にとってはとても大切に思っている企画です。
高林さん、細井さん、私の三人の作り手が大切にしているもの、感じているものが伝わる、語れるそんな企画だと思います。
万華鏡を心からお好きな方のお越しをお待ちしております。
東戸塚駅から、バスで8分、徒歩2分で御座います。
工房前は急な坂となっている為、履き慣れた靴でお越しください。
私がここに書かずとも、万華鏡愛好家の方はよく知っていると思いますが、高林さんの万華鏡の特徴は白いオブジェクトにあると思います。
何となく雲みたいなイメージです。
そして、光源にとてもこだわります。
空が好きなのかな?雲が好きなのかな?
そういう見立てもあるでしょうが、私はシンプルに究極を目指しているのかな?と想像します。
単に雲が好きだから白いオブジェクトという事では無くて
白という色の
光の色をそのまま反射させる特色に注目し、その光の変化、凹凸が作り出す光と影や、オブジェクトのシェイプや重なり合い。
そういった、光と物の関係性をシンプルに表現した究極の万華鏡を目指している人だと思います。
色は光の色でいい。
天ぷらは、塩でいっちゃって下さい。
そういった、研ぎ澄まされた感覚を大切にしたい人なのではないでしょうか。
私とは、立ち位置はある意味真逆ですが、同じ物を目指しているように感じる事もあります。
分かりやすいところでは、オブジェクトが一つだけの万華鏡を常に思い描いているところでしょうか。
11/27,28に高林さんの工房で1回目の工房展が開催されます。
私も、コラボ作品他、私の最近の活動が伝わる万華鏡をお持ちしたいと思っています。
ゲスト作家は、細井さんと私です。
この三人は、どういう繋がりでしょうかね。
何とも形容し難いですが、年は違いますけど友人的な、何を言っても許される関係のように感じています。
それは、互いに自分の世界を持ちつつ、常に進化したい。反省をしたいと感じているからかもしれません。
それは、自分の作る物に、届ける人に恥ずかしくない物にしたいという気持ちからなのでしょうか。
自分で書いてますが、そのような気持ちを持つのが、多分自分が一番遅かったと感じています。
主催者の高林さんは、本当の意味で万華鏡が好きな人だと思います。
万華鏡の覗き方って人それぞれですよね。
高林さんは、静かにじっくりと見る。
おーい、何も言わずにまだ見るの?ってくらい集中して見ます。
一通り味わって、良かったら興奮気味に感想を言ってくれます。イマイチだったら、冷静に感想を言ってくれます。
この人が、ここまで見てくれて、そう言うんじゃ、きっとそうなんだろう。腑に落ちます。
次こそ興奮させたい
そう思います。
このように、アニメファンという多くの方の目に触れる事になった万華鏡。
万華鏡って綺麗だね!そんな感想を頂けるなら、嬉しい事ですね。
万華鏡愛好家にとっては、何を今更 という感じでしょうが……
では、私にとってはどうなのか?と考えれば、大きな影響は無いのかもしれません。
万華鏡の作り手も増えていますし、万華鏡のお店に置いている数も随分と減りました。
今回の、アニメとのコラボ万華鏡を購入される方の殆どは、そのアニメの熱狂的なファンの方なのでしょう。そういう方が数百じゃ収まらないくらいいるのですから、改めてアニメの力を感じざるを得ません。
コラボ万華鏡を見ると、割と作るのに技術を要するミラーシステムを採用されていて、そういった意味でも、作り手の心意気を感じます。
いつも、ここで書いてきた事ですが、大量生産は質を下げる恐れがありますので、キツい作業でしょうが、頑張って頂きたいと思います。
しかし、それだけの大量の作業をこなすというのは、経験値としてとても有意義だとも思います。こういった作業は数をこなしながら、腕を上げて行くしかない面もありますから、どのような意識を持って作業するか?が肝なのでしょう。
最近アニメ絡みの万華鏡の販売をSNSで立て続けに目にする機会がありました。
多くの方に、興味を持って万華鏡を見てもらえる絶好の機会ですから、万華鏡界にとっては大きな流れのように感じます。
一昔前だったら、業者になんちゃってな感じでいいから安価に作ってーという企画となりそうですが、結構な価格でいいからアニメのイメージを壊さないよう作家にしっかりと作って欲しい。という心意気を感じますし、順調に注目を浴びているように映ります。
これは、万華鏡のイメージが変わりつつあるという事なのかな?
始めは価格で尻込みする方もいるかも知れませんが、アニメの力と万華鏡の力を合わせて盛り上がれば、アニメと関係ない純粋な万華鏡の見方も変わるのかもしれません。
業界にとって、裾野を広げる絶好の機会なのかもしれませんね。
価格については、やっぱり高いなぁと思う方も多いでしょうが、私の見立てでは作家さんは非常に厳しい条件で頑張ってるのでは?と思います。そういう力関係にも現れますが、やはりアニメや広告の力は強いという事なのでしょう。
前回お気に入り写真を7枚載せた訳ですが、単に写真として選んでしまうと、バリエーションが乏しくなりがちです。
そこそこは考えて選んでいる訳ですが、本来はもう少し幅広い変化があるものです。
こういう少し極端なシーンも少し入れ込むと、ぐーんと幅が出て、え?これ同じ万華鏡なの?となるように思います。
これからは、いつもなら捨てられて、見てもらう事のないシーン達。
あれ?選び方間違えたかなー?なんて思うほど気に入っています。
最後に、トリミングまでしたけど、使わないなと判断した写真達。
あ、最後の割と好きだった。
見る機種や、画面の大きさでもイメージ変わりますから大変難しいです。
今回は、沢山の写真が浮かばれました。最後まで見て頂き有難うございます!
深夜に何やってるのかと申しますと、映像の選別です。
今回コラボ作品を撮影してみました。
撮影自体は、それ程掛かりません。
今回一本に対して、200〜300枚位撮りました。
その中から選んだり、トリミングしたりするのはかなり面倒な作業となります。
嬉しい気持ちも大きいですから、最後には本当にヘトヘトになってしまうのです。
SNSなどで、映像写真を見ると、大体その作家さんの思い入れや、表現したいものが見えるものですね。
単に趣味の問題なのかもしれませんが…何を伝えたいのか?なぜその写真にしたのか?よく分からない事もあったりします。
情熱の部分も大いにあるように思うのです。
偉そうに書いてるけど、あんたイイのが撮れたんかい?
自分では、まあまあ悪くないのが撮れたかな?
もっといいのを作りたい。そういう原動力にもなるように思います。
一応7枚選んでみました。
吟味したら、また違う候補が上がるのかもしれませんが、どうにも疲れてしまっているのです。
普通ならこれで終わるのですが、今回はその2に続きます。
コラボには色んな形がありますが、基本的には
1.外観と内部で分ける形。
2.オブジェクトを混ぜる形。
の2タイプといっていいでしょうか?
1の場合は、最後の仕上げをどちらがするか?の2タイプありますね。
普通は外観がある程度出来ていて、あなたの世界で仕上げて下さいという感じ。
同じ技法の方同士だとそうなりやすいかも。
外観を作る人が、オブジェクトを招き入れる形もありますね。こういう意図で作りたいから、こういう感じにオブジェクトを作って欲しいと依頼する。
どちらにしても、普段の外観とは違う物ができますから、新鮮で不思議な感じがします。
さらに2のようにオブジェクトを混ぜる、外観も折角だから混ぜましょう。ここまでいくと、共作というニュアンスになりますか。
私の場合、パイプで仕上げて、オブジェクトを混ぜる形になります。
佐藤さんとのコラボでは、互いに全力で自分の世界を作りつつ、相手を+αの魅力として迎える感じに定着したように思います。
赤津さんとのコラボでは、繊細な赤津さんの世界を生かしつつ、偏光が+αとして加わる感じになりました。
今、高林さんとのコラボを試作していますが、果たしてどうなるでしょう?
多分どちらが主役という訳でなく、どちらも生かして調和するという形になるような気がします。
二人は本来、光の入れ方が異なりますから、やはり、自分の外観では自分の世界が生きやすい環境とはなるでしょう。この辺の微妙な違いの勝負となるのだと思います。
こういう真剣勝負を味わっていただけましたら、もう後は何もいりません。
今年も特別な地元での個展が開けるでしょうか?それはまだ何とも言えません。
ただ、もし開催するとすれば
12月の10,11,12日と考えています。
その判断は11月20日にしようと、そこまではギャラリー主の佐々木さんと話し合って決めてきました。
開催できる事前提で、幾つか実験を始める予定です。
一回目の個展のテーマが融合だとすれば、
二回目は一体感だったかもしれません。
三回目は分離となりそうな予感がします。
このコロナ騒動で、人と人との関係がギクシャクさせられっぱなし。
腹を割って話す事も難しい世の中になってしまいました。
顔は半分隠して、心はそれ以上隠すのが当たり前。いつも探り合いながら心にも無い事を言って合わせてみたり、諦めてみたり。
こんな人生真っ平御免です。
面白い企画だから是非おいでよと、心から言えるような、言っても良いような世の中になっているか?そんな事が開催できるかの判断基準となるのでしょう。
などと言いながら、余程の流れでなければ、俺たちには表現することしか無いんだよ
そういう展開もあり得るでしょう。
あまりに非常識な人間と思われたくない。私のような変人はいつも気を遣っているのです。
私は何を作るにしても、好きな物を、用途をしっかりと考えて、誠心誠意作っていけば、生計が成り立つ筈だと思い、そう願ってこの仕事を始めました。
ですから、生活が続けていける価格設定にする事は最低条件と考えています。
材料費は勿論、設備費や光熱費、制作にかける時間を計算しなければなりません。
仕事には材料購入にかける時間や、営業の時間も含まれる訳ですから、無理なく月に20日程度で製作できる万華鏡の本数を割り出して、生活に必要な金額から割るような計算のもと、決まるものだと思っています。
私のように計算し尽くして始めた万華鏡作家としての生活。ある程度計算通り順調に進んできた面の方が多く感謝しております。
このコロナ禍で色々と大変ですが、私は丁度研究に没頭出来ましたので、なんとかなる筈と考えてはいますが、もっと計算外だったのは、際限ない向上心の問題です。
もう少しの向上を常に考える事で、今手元にある作品を仕上げられない。
私のような、簡単な作り方の物でさえ、計算したくない程の意味のある無駄を求めてしまいます。
大切に万華鏡を作っている方は、このような事を繰り返してきたのだろうと容易に想像できました。
ですから、私のような計算などしてたらやってられない。気持ちの問題のみ考えて価格設定されるのではないか?
だからあまり高くしたくないと仰るのではないか?
そういう考えを持つに至りました。
安い安いといつも文句を言ってるように映るかもしれませんが、それは敬意の裏返しであります。
万華鏡って高いと思いますか?
初めて万華鏡展に訪れた方に聞いたところ、90%の方が、イエスと回答されたかどうだか分かりませんが、想像したよりも高いと思った方は少なくないのかな?と思います。
私がこの様な万華鏡に初めて触れた30年程前、とても魅了されましたが、やっぱり高いなーと感じました。実際に今より高額だったと記憶していますが。
では、何を基準に高いという判断をするのでしょう?
万華鏡は子供の玩具という認識からでしょうか?
確かに子供にちょっと買ってあげるような価格では無いですね。
何となくですけれど、あっ気に入った!買いたいなというような軽めの感覚で、パッと買える方は余程のお金持ちか、ご自分の感性に自信のある方なのかな?と思います。
やはり、ある程度高額なんだという認識を持った上で、自分のお気に入りを財布と相談しながら探すというのが、正しい万華鏡の買い方なのかもしれません。もっと言えば、その為に半年くらい節約生活を楽しみながら貯めて頂くような事になると理想だと思います。
では、どうして高くなってしまうのでしょう?
それは、手間を掛けているから。
勿論材料費もバカになりません。
量産の仕組みが出来て、奴隷のように働けば、かなり価格は抑えられるでしょうが、そのような作り手の万華鏡が果たして魅力的な物になるのか?は言わずもがな、粗悪品の山になるように思われます。
丁寧に作れば作る程、少しでも良い物をと願う程、手間が掛かり高額にせざるを得なくなる訳です。
しかし、そのような方に限って高くしたくないとか言います。
お金持ちだけに見て欲しい訳じゃないという気持ちはよくわかりますが、もうちょい考えてもいいと思います。
一見高額と思われてしまう万華鏡ですが、実は破格だったりするものもあるのです。
私のブログですから、率直に書いちゃいますけど、
細iさんと、kたおかさんと、s籐さんと、k嶌さんはちょっと安過ぎるのでは?と思うのですけど、
それは単に一本の価格とかボリュームに対してとかだけで無く、その一本に対するこだわりやその手間や効果を考えた上でです。
皆さんはどう思われますでしょうか??
ブームというのは本当に怖いもので、波のように押し寄せ、去ると一気に過去の物となって人気が無くなってしまいますから、まるで全て食い尽くすバッタの大群のようなモノだと感じています。
万華鏡ブームという程で無くとも、ほどほどの波は今まで何度か経験しました。
万華鏡というだけで飛ぶ様に売れたような時期、色んな業者がこぞって素敵でいい加減な万華鏡を作っていたように記憶しています。日本はまだ作家も少なかったですから、メインはアメリカの作家さんで大きな波と感じられる程ではなかったと思われます。
その後、マスメディアでの紹介などのタイミングで小さな波は何度か訪れたように思いますが、大きな波は無いと記憶しています。
ですから未だに、千代紙でない万華鏡は初めて見ましたーという反応があったりするのですね。
ブームにならないのはイイ事だ。
そう思ってはいるのですが、もう少し積極的に受け入れられるというか、万華鏡好きな人の層が厚く大きくなってもいいように思うのも正直な感想です。
どうもマニアの世界でありつつ、イマイチ深みのないようなそんなイメージを持たれているような気がするのは気のせいでしょうか?
マニアックなら深く
ライトならもっと広く
そもそも鏡の反射で、被写体が繰り返し増えるという仕組みの万華鏡。ただ増えて綺麗でしょ的な物は、その仕組みに甘え過ぎでしょ。
どのように魅力を引き出すか?というのが今後の努力目標かな?と、作り手として感じています。
なんてタイトルにしましたけれど、そんなに詳しい訳ではありません。
というか全く知らないのかも。調べようともしませんから、理解してるかどうかも分からない程。
ですから、私の言う幾何学とは、規則性のある図形やその法則という位の意味で使っています。
少なくとも万華鏡の基本は、鏡を使って幾何学模様を作るところにあると考えています。
ですから、ミラー組の精度に対しては、最低限の配慮が無いと、最早それは万華鏡では無いのでは?と思うのです。
完璧じゃ無いとダメなんて言うつもりは無いです。
そんな事は到底無理なんですが、今ある技術で出来る限り配慮していきましょうよ。
私も頑張ります。
大量受注、儲け主義、技術不足、目の衰え、作り手やチェック担当の変更。この様な理由によって、急にミラー組みが疎かになる事はありがちな事で、
それは業界にとって決して良い事だとは思えないのです。