細野朝士の万華鏡よもやま話

ときどき書きます

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

個展7日目を終えて

本日は朝早くからお越しいただき有り難うございました。始めは佐藤さんの万華鏡、こんなにあったのですね。あっという間に寂しくなってしまって、午後にいらしたお客様には、大変申し訳ございませんでした。仙台から来て頂いた甲斐がありました。明日のゲス…

休廊日を終えて

折角の休みなので、いままで準備してきたパーツを組み立てて、今日は仕上げ作業です。今、10本並行して作業していますが、何本仕上げられるでしょう?結構いいのが出来る予定です。明日のゲストは佐藤さんです。私と同じく、今仕上げ作業に追われているそう…

万華鏡よもやま話 その18

今日は休廊日なので、展示会中に考えた事を書いてみます。この業界には、いま幾つかの方向性があると思います。一つは、万華鏡の地位向上を目指して、芸術として認められるべく、美術館などでの展開を探る動き。確かに大型で御婦人を虜にするような万華鏡も…

個展6日目を終えて

前半が終了した事になります。週末の割に、静かな日となりましたが、懐かしい人達、熱心に見てくださるお客様のお陰で、嬉しい一日となりました。ありがとうございました。ときどき散歩に出掛けたりしておりました。昭和通りに掛かる、歩道橋から見るvivant…

個展5日目を終えて

本日は久々の個展、しかも初めの週末という事で、期待し過ぎたのか、とても寂しい一日となりました。今朝の占いで、牡羊座が最下位だったからでしょう。ラッキーアイテムの冷やし中華を食べるべきだったのかもしれません。二人展が恋しいです。とはいえ、お…

個展4日目を終えて

今日のゲストは香川さんでした。圧倒的に若い香川さん。頑張って沢山の作品を持ってきてくれて、華のあるフレッシュな映像を見せてくれました。ベテランの男性作家さんが、競うように駆けつけて下さって、香川さんの注目度がよくわかりましたしっかりとした…

3日目を終えて その2

二人展を2日行って、今率直に思っている事は、一日じゃ勿体無いな…と長丁場の展示会ですから、希望的推測では終わりに行く程、在庫が減って寂しくなる筈。もっと希望を言えば、最終日はすっからかんですよ。これじゃ来て下さったお客様に申し訳ないのではな…

個展3日目を終えて

本日はかたおかさんをお迎えしました。万華鏡愛好家の方々がじっくりと見て下さり交流の絶えない、楽しい時間となりました。万華鏡は勿論、キャラクター、お客様との関わり方等、大変興味深く勉強になりました。流石のかたおかさんだったのですが、目玉だっ…

個展2日目を終えて

今日は楽しく、意味のある一日となりました。高林さんは、期待通り特別な作品を持って来てくれて、今後の展望を示してくれました。会場も、とても充実した見応えのある雰囲気で、一日では勿体無い気持ちにもなりました。沢山の作家さんと、久しぶりにお会い…

個展初日

最高の個展日和となりました。ゆったりと見ていただいています。価格を変えるのは、大正解。話ははずむし、共鳴する悦びが大きいように思います。自分自身まだ研究中ですし、まだ驚きが大きいので、一緒になって、これいいよね!また見てもやっぱりいい、暫…

このブログについて

このブログをどんな方々が見て下さっているのでしょうか?私にも実態は分かりません。ただ、現在およそ、のべ6500名の方が見てくださったという事は分かります。この数が多いのかどうかも判断が難しいですが、例えば今年、万華鏡を1000本作ろうかな?と考え…

個展前日

明日から個展が始まります。いつもの事ですか、私の万華鏡には専用の箱など無く、キチンとした梱包、ましてやギフト用の包装などできず、プチプチで包んでお渡しとなります。申し訳ありませんが、どうぞご了承下さいませ。今年の本気度を表す物としましては…

搬入を終えて

本日、個展の搬入を行いました。個人的には、大満足な会場。真っ白の空間に極々シンプルに陳列。やってみたくても、あまりに寂しいからと、販売のプロの方は、嫌うように思います。自己責任で自分でやったからこそのシンプル。私のカレイドスコープにとって…

小嶌さん その4

手のひらに収まるような小さな万華鏡から、置き型の仕掛けのある大きな万華鏡まで作られますが、それぞれに小嶌さんらしい雰囲気、考えられた納まり、説得力のある内部映像に仕上げられていると思います。小嶌さんのように自然と個性が出る作家さんは、皆さ…

小嶌さん その3

小嶌さんの作られる万華鏡は、煌びやかだと思います。このキラキラ感が噂のダイクロという物ですか?ガラスの知識ゼロの私には、よく分からないのですが、この反則級のキラキラがふんだんに使われていて、尚且つ乳白のガラス?がさりげなくアンニュイな雰囲…

小嶌さん その2

小嶌さんの万華鏡は、今まで何度も見た事があります。https://mukashi-kan.com/smp/list.php?type=class&scat=1023861アルケミストというタイトルが印象に残っていますが、そのタイプは陶芸家の喜多さん作のボディーを小嶌さんが万華鏡に仕立てた手持ちタイ…

ゲスト紹介 小嶌さん

以前、ゲストにお誘いしていた小嶌さん。その時にはちょっと厳しそうというお返事を頂いていたのですが、後で、誘いを受けとけば良かったかな? というような連絡を頂いていましたので、今回 急なお誘いをしてしまいました。お聞きすれば、21日に万華鏡手…

<重要>ゲスト作家さんの変更について

7月3日に予定しておりましたゲストの駒井さんが参加できない事になりまして、急遽万華鏡作家の小嶌淳さんをお招きさせて頂く事となりました。楽しみにして頂いていた方、関係者の皆様にはご迷惑をお掛けいたしますが、どうぞ宜しくお願い致します。今後も…

値付け始めました。

個展まであと一週間となりました。今回は、一本一本価格を変えますので、早めに値付けの作業に取り掛かりました。今まで作りためた万華鏡をナンバーの若い物から評価していきます。そうすると、また新たな発見があります。この時のこの感じは、この時だけだ…

万華鏡よもやま話 その17

ここ最近、今の万華鏡業界を知るべく、新しい作家さんの作品などネットで見てみる事があります。沢山の方が作っている事も知りましたし、同時に色んな作家さんが万華鏡作りを教えている事も知りました。万華鏡教室は、人気があるのでしょうね?参加する方は…

2020 幻 について その2

偏光のやり直しには、もう一つの伏線があります。今年の秋に仙台万華鏡美術館で予定されている四人展。赤津さん 佐藤さん 細井さん と私の四人展なのですが、折角ならばコラボもありかと、随分前から話し合ってきました。やっつけ仕事のコラボはやりたくない…

2020 幻 について

今年こそ、本格的に仕事を再開させると年始の度に、誓いを立ててきたのですがここ数年、実行される事はありませんでした。子供が生まれてから、生活リズムが変わり、優先順位もスッカリ変わり、万華鏡作りは生活するための手段となっていました。それを、ガ…

<重要>個展での販売方法につきまして。

前々回、よもやま話 その15 からの流れを受けて、今回の個展では初めての売り方をしてみたいと思っています。お店で安心してお買い上げ頂けるよう、折角定着している販売価格ですが、展示会中、個展会場となるギャラリーに限り、自ら崩してみます。1本1本…

万華鏡よもやま話 その16

前回、どうしてネットショップで買うのですか?というような事を書きましたが、遠方にお住まいで、近くに専門店が無いという方が、致し方なくというケースも多いのだろうとも思います。申し訳ありません。また、作家やショップもネットショップしやすいよう…

万華鏡よもやま話 その15

万華鏡好きの皆様、万華鏡はどちらで購入されますか?アンケートをとるまでも無く、どうやらネットショッピングで購入される方が増えているように感じているのですが、違いますでしょうか?万華鏡を実際に見ないで買うなんて、本当に勇気があるなーと思いま…

万華鏡よもやま話 その14

万華鏡とはどんな物でしょうか?鏡を使って幾何学模様を作る仕組み。綺麗な物や、不思議な仕組みを増幅させて、大抵の人が共有できるような美しさを作り出す装置?私が仕事として万華鏡を選んだのも、こういった大衆性?誰とでも分かり合える美があるからだ…

万華鏡よもやま話 その13

以前、2ミラーは二等辺三角形にミラーを組むと書きましたが、実は私は二等辺三角形は目指しません。キチンと組むに越した事はないのかもしれませんが、私は何がどれだけ大切かを美意識と照らし合わせて、優先順位の低い事に関しては、効率を優先させてスパ…

万華鏡よもやま話 その12

時々、万華鏡界にもアントン・イーゴのような辛口評論家が必要なのでは?と思うことがあります。万華鏡を愛していて、美しい万華鏡しか覗くことが出来ないのだという方。この業界は、万華鏡好きで、優しい方々が多いから、良い所だけを見ようとする傾向があ…

万華鏡よもやま話 その11

再びミラーの話に戻します。一番難しい組み方はどんなだろう?と考えた時、まず鈍角にキチンと組むのは難しいなと。殆ど必要無いし、あったとしても許してねという気持ちで組みます。効率を優先してしまう私の現状ではありますが、次は、直角が難しいのかな…

万華鏡よもやま話 その10

なんだかんだと、偉そうな事を書いてきましたが、私は偏光専門でちょっと部外者的な立場のように感じます。それに、そもそも商売ありきで仕事として万華鏡を選んでいるし、作りも簡単にしていますからスタンスが随分違うのかもしれません。それでも、それな…