細野朝士の万華鏡よもやま話

ときどき書きます

高林さん その3

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書くまでもありませんが、高林さんの万華鏡は、ボディーは木、ケース部は主にアクリルを旋盤で加工して丁寧に仕上げています。


価格帯は、そうだよねと納得する価格から、え?こんなに安くて大丈夫?と感じる物までありますでしょうか?


ニーズを意識しながら、上手に妥協点を探るという行為に、万華鏡専門店のショップ店員としての経験が活かされているのだろうと感じます。


万華鏡の特徴は、こだわりの白のオブジェクトかと思います。

白を多く使い出すと、一般的にはお疲れかな?大丈夫かな?なんて思うものですが、

高林さんの場合、白そのものを見せたい訳では無さそうです。寧ろ反射光の移り変わりや、その陰影、重なりを楽しんで欲しいように見えます。

雲の動きを愉しむのに近いのかな?時間を忘れて時間を知る。そんな万華鏡です。