細野朝士の万華鏡よもやま話

ときどき書きます

万華鏡よもやま話

万華鏡の基本の基を書いていくコーナー

まずはその仕組み。

ミラーの先端に、何かがあれば、それが増幅されて万華鏡になります。
何を見るか?その具材をオブジェクトと呼びます。

テレイドスコープで何を見ても大抵綺麗と思いますから、具材は何だっていいのかもしれません。
綺麗なオブジェクトを使えば当然綺麗が数倍に。

最近は、覗き口にレンズを使う万華鏡が殆どでしょうか?
私は若い頃、ピント調節機能も若いですから、レンズを入れなくても大抵見えました。お客さんも若かったのでレンズの使用を数年拒否してきた時期があります。
逆にレンズ入りはボヤけたのです。

加齢とともにレンズ入りを選択していく訳ですが、ピント合わせには個人差があり、それは歳とともに変化します。

ですから、ご購入頂いた万華鏡を久しぶりに見たらよく見えない。壊れたのかな?というケースでは、単にご自身のピント調節機能が衰えたというケースが多いです。

レンズを入れた万華鏡は、ボヤけやすいです。
2ミラーであれば許容範囲でも、3ミラーでは顕著で、周囲にいくほどボヤけます。
それを軽減するには、長めの万華鏡にして、焦点距離の長いレンズを使うという事になります。
また、先広がりのミラー組み、逆テーパードにするという方法も多少効果がありそうです。
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