細野朝士の万華鏡よもやま話

ときどき書きます

万華鏡よもやま話 その5

万華鏡の光の取り入れかたは、大きく二種類。
透過光と反射光。
透過光は、ケースの底に透明、半透明素材を使い光に向けて見る従来のタイプで、反射光はケースの横から光を入れるタイプ。
同じ物でも光の取り入れ方で全く異なる表情を見せるのです。

透過光では、オブジェクトは透明素材を用います。
オブジェクトを透かして見ている状態なので、影が出来づらく、淡く平面的な表情となりがちです。

反射光では、オブジェクトの立体感や、それぞれに作り出される影により、存在感が際立ちます。またキラキラと反射させる効果を狙うこともできます。

私の作る偏光タイプは、透過光を利用しますが、黒バックにすると透過光らしからぬイメージとなります。
立体的な表現も出来ない事は無いですが、影が出来ないので反射光の出す存在感には到底敵いません。

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