細野朝士の万華鏡よもやま話

ときどき書きます

万華鏡よもやま話 その7

今回は3ミラーについて書いてみます。

3ミラーに組むと、同じパターンが無限に広がる模様を作る事ができます。


綺麗に重なる事無く広がる組み方には、どんなものがあるでしょう?


3ミラーでしたら3パターンしかありません。

お馴染みの、正三角形と、三角定規の2種類だけです。


あとは、4ミラーの正方形を含む長方形。


思ったより少ないのです。


しかし、3ミラーとして多くの人が作りたがるのが、二等辺三角形のように思います。


この組み方は、通常の繰り返し模様ではありません。2ミラーで作られる模様が周辺に重なり合いながら広がる模様となります。

重なり合うことで、大きな唸りのような動きが表現できるので、とても人気があるようです。


人気があるから、多くの作家が作ります。


昨今の万華鏡界、この二等辺三角形しか作らないような方もいらっしゃるのかもしれません。

この組み方は、出来る映像の派手さ故、多少下手に組んでも、然程目立たないといった利点もあるように思うのです。

中には、キチンと組む気があるのかな?

何が正解が分かってるのかな?と思ってしまう事も少なくありません。


そんな中、この組み方でとことん綺麗に組む方もいらっしゃる。それだけで意識の高さが際立ちます。


そういう方が一人でも増える事を願っています。

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