細野朝士の万華鏡よもやま話

ときどき書きます

万華鏡よもやま話 その13

以前、2ミラーは二等辺三角形にミラーを組むと書きましたが、実は私は二等辺三角形は目指しません。


キチンと組むに越した事はないのかもしれませんが、私は何がどれだけ大切かを美意識と照らし合わせて、優先順位の低い事に関しては、効率を優先させてスパっと切り捨てるということをよくするように思います。


ミラー組みは、あまりガチャガチャ動かさない方が良いのだから、出来るだけ簡単に、ストレス無く組む事を優先させています。

ストレスというのは、私の心の事もそうですが、ミラーのストレスもあります。


キチンとしなければいけない要素が多い程、時間を掛けて調整しなければいけなくて、ある程度、力で強引に角度を変えようということもあり得ます。それがミラーを傷めたり、ミラーを歪ませる原因になります


そんなことで、例えば5ポイント映像を作る時、普通に二等辺三角形に組むと、正十角形を目指す訳ですが、私は五角形っぽくします。

直角三角形を目指しつつ、直角にこだわらない感じで、あくまでも36度を最優先に考えます。



書きながら、二等辺三角形を目指した方が実は効率が良い事に気づきました。


これでは、支離滅裂です。

でも、やはり二等辺三角形を目指そうとは思いません。


どうしてでしょう?違う理由がある筈です。


例えば、4ポイント映像を作るとします。

二等辺三角形に作るという事は、正八角形を目指すという事。

直角三角形に作るという事は、正方形を目指すという事。

私は、正方形の方が潔いと思うし、もし多少ズレたとしても、それぞれ魅力ある形のように感じています。

それに対して、正八角形が多少ズレると、魅力が薄れるように思うから?


どうも狙いがズレた時の事を考えて、決定している面もありそうです。


つまり、ズレてしまったように見えるか?敢えて狙ったように見えるか?

そんな事を考えて決定していた自分に気付く事ができました。


そんな訳で、いま私にとって3ミラーを組むよりも、2ミラーを組む方が数倍楽な作業です。

これも、いつか考えを変える時が来るのかもしれませんね。

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