細野朝士の万華鏡よもやま話

ときどき書きます

個展以降の価格変更について

以前、個展では一本一本万華鏡を自分で評価して価格を決めるけれど、個展が終わったら価格を戻すというように書いた記憶があるのですが、自分の評価での値付けがとても好評だったので、引き継ぎその価格付けを続ける事に致しました。

話が違う!という声もあるかも知れませんが、どうぞ宜しくお願いいたします。


個展の時は、敢えて普段よりも安い価格設定も用意しましたが、今後それはあまりしないと思われます。


通常価格の物があり、その中でも特別感を感じられる物に対して、その評価に応じて価格を決めます。


こちらでは、シリアルナンバーと設定価格を控えまして、間違いの無いよう販売店に徹底管理していただきます。


この仕組みはとても分かりづらく、暫く悩みましたが、互いの信頼関係に頼るしか無いこの仕組みが、私には何とも心地良く、今後暫くは続けさせて頂きたいと思っています。


勝手を申し上げますが、どうぞ宜しくお願い致します。


現状、どのような流れで作っているか説明させて頂きますと、


毎回毎回、一本一本が最高の出来となるよう願いながら、工夫を重ね、改善を続けていきます。

作っている時はそれなりに時間を掛けつつ最後には大抵、いいのが出来るぞー!とウキウキしながら組み立てます。

評価は翌日以降、クールダウンした頭で行います。

時間を掛けている分、完成してから新作として恥ずかしいような出来の物は今のところありません。

ですから、今までの定価が付いている物に関しても、恥ずかしいというような思いは一切ありませんし、どれも今までに無かったようなスコープだと思っています。


ただ、今はその現状に満足せずに、ある意味無理かもしれないところに理想を掲げて、出来るだけ理想に近づけたいと もがいています。


それに近づけたかな?と思うその度合いで価格を決めていくという感じです。


今後、研究が更に進めば、さらに高い価格帯で推移するのではないか?と想像していますし、そう願っております。


外観が同じの上に、名前も同じでシリアルナンバーだけの違いで、価格が異なるという何とも難解な売り方となってしまい大変申し訳ございません。


この動きが、万華鏡は一本一本違うんだという認識の一助になる事を願いつつ