細野朝士の万華鏡よもやま話

ときどき書きます

ミラー組み

久しぶりになってしまいました。

子供が夏休みに入り、落ち着かなくも充実した日々となり、仕事が疎かになりがちです。

個展以来、映像を撮ったり、今後の新作の模索をしたり、久々に旧作作ったり、今はこれまた久しぶりに3ミラーテレイドのミラー組みをしています。

いや、正確にはDタイプを作ろうとしています。

個展では何度か話しましたが、テレイド用のミラーの内、特に上手に組めた物をDタイプで使用しています。

ですから、テレイドのミラー組みは、正直イマイチかもしれないのです。


通常は、テレイドをよく作っていたので、その内上手に組めた物だけをD用にためていくという行為をしていましたが、今は必要な種類が在庫無しという事で、新たに作る事にしました。


通常、上位10%くらいの感覚で、D用に流用していたので、Dタイプの必要本数の十倍位のミラーを作らなければなりませんが、今回あまり時間は掛けたくないという事で、少数を特に丁寧に作ろうと思いました。

今までに得た知識を総動員して、慎重に作業を進めると、どれもとても上手に組めます。

下手に組むってどういう事?

と、憎たらしい事を言いたくなるくらい上手くいきます。

やはり、私の考えていた事に間違いは無かったなーと再確認する事が出来ました。


個展中に遊びに来て下さった作家さん方が、あの方法が良いらしい。あの作家さんもそうしてるらしい。あの道具が良いらしいとか、色んな情報を得ましたが、私としては、どれも論理的にも効率的にも感覚的にも必要ないように感じられました。

因みに、ミラー組みが上手だなと感じていた作家さんに聞いてみると、やはりどの方法もしていない。

つまり、必要を感じている方が、自分のやり方に自信が持てず?間違っているのか?と感じ、迷っているという事かな?と感じました。


私は現状、従来の切り方で何の不満もありません。

ただ、真っ直ぐ切り、正確に組めばいいのだと思います。

どのような意識が自分に必要なのか?という事が大切で、現状どのようになってしまっているのか?を見極められない事には進みようが無いことなのだと感じます。