細野朝士の万華鏡よもやま話

ときどき書きます

高林さんの万華鏡

私がここに書かずとも、万華鏡愛好家の方はよく知っていると思いますが、高林さんの万華鏡の特徴は白いオブジェクトにあると思います。


何となく雲みたいなイメージです。

そして、光源にとてもこだわります。


空が好きなのかな?雲が好きなのかな?

そういう見立てもあるでしょうが、私はシンプルに究極を目指しているのかな?と想像します。


単に雲が好きだから白いオブジェクトという事では無くて

白という色の

光の色をそのまま反射させる特色に注目し、その光の変化、凹凸が作り出す光と影や、オブジェクトのシェイプや重なり合い。

そういった、光と物の関係性をシンプルに表現した究極の万華鏡を目指している人だと思います。


色は光の色でいい。

天ぷらは、塩でいっちゃって下さい。


そういった、研ぎ澄まされた感覚を大切にしたい人なのではないでしょうか。


私とは、立ち位置はある意味真逆ですが、同じ物を目指しているように感じる事もあります。


分かりやすいところでは、オブジェクトが一つだけの万華鏡を常に思い描いているところでしょうか。

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