細野朝士の万華鏡よもやま話

ときどき書きます

purveyors

二階より入り、一階と三階を繋ぐ。

言葉で簡単に表現すればこれだけですが、この言葉だけでどれだけ伝わるでしょう?

どこまで想像できるでしょう。

 

見事だなーと感じた空間作りについて、言葉を使って表現してみよう。

 

そんな表現欲を掻き立てられるショップでありました。

 

なんと言っても吹き抜けが大きな要素でしょうか。

入り口である二階は、レジや陳列コーナーなど、最低限のスペースがありますが、空間としてのメインは吹き抜けであって、つまり何もない。

一階を見下ろすというのが大事な要素となります。

 

大袈裟ですが、巨大な地下空間が見えています。これはちょっとしたトリックで、実は一階の通りに面したスペース。

シャッターを開けてしまったら、只の通り沿いのにある工場の内部なのでしょうが、シャッターを締め切る事で、巨大な秘密基地感を演出している訳です。

 

秘密基地

 

なんと魅力的な言葉なのでしょう?少年の心を掴んで離さない最強ワードかもしれませんね。

単なる思いつきですが、物事が「ない」と捉えるか?「ないものがある」と捉えるか?で幸せ感が随分と違うように思えるのは、私がある事ばかり求めている欲しがり屋さんだからなのかもしれないなぁ