細野朝士の万華鏡よもやま話

ときどき書きます

失態

個展会場から帰って参りました。

予想通りの素敵な会場で、お客様の反応は概ね良いように思います。万華鏡愛好家の方もいらしてくれたり、昔の同級生や遠くから駆け付けてくれた友人もいたりして、楽しい時間を過ごしました。

 

これからも永くお付き合いの続く場所になればいいなぁ

 

桐生という街は、古くから機織りで栄えた場所ですが、地形的に少し奥まっていて、開発にとり残された感のある昔ながらの素敵な街という印象。衰退してきているでしょうが、若いアーチストや外国の方の参入により、昔ながらの魅力が継承されるといいなぁなんて感じました。

 

今回急遽作った案内ハガキに大きな失敗が二点ありました。まず日付の間違い。

これは定休日をしっかり書いているので、最終日が定休日?おかしいな?となって実際大きな失態では無さそうで、逆に日付訂正という名目で再度宣伝するという高度なテクニックと捉えた方もいるかもしれません。

 

大きな失態は写真のトリミングにありました。

 

お店から頂いた写真には建物の横にある小さな外階段が入っていましたが、私はお店のイメージをシンプルに載せたかったので、切り取ってしまったのです。

 

何故外階段なんて入れているのだろう?

その疑問に正面から向き合わなかった自分。

悔やんでも悔やみきれない程の失態です。

 

アレはショップから渡されたヒントだったのですね。

 

事前調査で、シャッターが閉じられているお店だから、地元の人は何の店?と思っているでしょう的な話を読んではいました。

しかし、きっと分かりやすい入り口が何処かにあるのだろう。何せショップなのだから。

 

そう思い込んでいた訳です。

 

パーブェイヤーズというショップは、一見さんお断りの料亭や会員制倶楽部的な、特別感を自然と作り出す店構えをとっていたのです。

なんの事は無い、入り口が分かりづらい店と書いてしまうとそれまでですが、目的をしっかりと持って効果的に作られているのです。

 

狭い外階段がショップの入り口で、二階から入り、一階や三階に繋いでいるという事だったのですね。