細野朝士の万華鏡よもやま話

ときどき書きます

サークルミラー

サークルミラーの方向性がやっと決まりました。

何週間ごにゃごにゃとしてしまったでしょう。よくあるスランプ状態と同じように、作業の進められぬ自分を責めながら過ごしました。

今まで万華鏡を作ってきて、ミラーをキチンと組むのは大変だーなんて漏らしてきましたが、それでも鏡のマジックにずーっと助けられてきたのだと改めて感じました。

普通の万華鏡にしてしまえば、そうは感じないだろう色んな粗が、ごまかしが効かない環境で拡大されて見えてしまうというのは大変な恐怖です。


そもそもサークルミラーを作ろうと思ったのは、偏光の不思議な面白さをもっと分かりやすく伝えたいと思ったからでした。

しかし、偏光の世界は普段見えない物や目立たない物が現れてくる世界。しかも面白いモノにしようとする程、粗が目立つような事態で困り果てました。

しかし、面白さが物足りなければ作る意味も無いということで、ある程度割り切りまして、色んな粗に対して、最大限努力はするが、一度棚上げする事でなんとか進められる見通しが立ちました。


長い言い訳となりましたが、サークルミラーの新作は、気になるところがあるかもしれませんが、頑張りましたという事だけお伝えいたします。