細野朝士の万華鏡よもやま話

ときどき書きます

個展裏話

本日、アートラッシュ企画展用の万華鏡を仕上げまして、いよいよクライマックスの個展に全集中という流れとなりました。


コロナもいい感じで収まって、千葉に小旅行してもいいかな?なんて思ってくれる方、いらっしゃいませんでしょうか??


昨年の幻は強い色と多彩な変化を目指す方向でしたが、

今年、その方向は進めつつ、Dタイプを作ったり、サークルミラーやコラボを進めながら滲み効果を研究したり、今回淡い方向も探りました。

先日、全作品をチェックしましたが、それぞれにレベルアップしていて、この中から選ぶのは自分でもなかなか難しいなーというラインナップ。そのようなタイミングで個展を迎えられる事は嬉しい限りです。


地元の個展。何が違うか?というと、会場が凄いです。まず辿り着くのが大変というのは置いておいて、空間自体が異空間。

佐々木雅人さんのギャラリー&バー&生活空間


仲の良い作家さんが

スミマセンが今年は個展に行けないです

Dream Blueが凄く好きで、凄く行きたいけど、どうしても行けない。

と言うので訳を聞くと、影響を受け過ぎるから、というような話でした。


オリジナリティを大切にしたい真面目で純粋なアーチストにとって、影響を受け過ぎて、無意識の部分にまで侵食するような作品というのは怖い。

何となく解ります。

無意識のうちに意識してしまう、そんな自分が許せなくなるのが怖い?

頑張りたいけど、そこに至ってない自分を責めるのが怖い?

簡単に言えば、飲まれる?喰われる?のが怖いのか??


私には何となくそういう感情がありました。

オーナーの佐々木さんの存在、Dream Blueの噂を聞いてから、ずーっと気にはしていましたが、訪れるまで10年掛かりました。


私にとっても、そういう場所です。

来れないと言った作家さんは、昨年会場で撮った写真も見れていないのだそう。


そんな話が面白く、とても嬉しい気持ちで聞きました。


何の事やら?な話になっているかもしれませんが、そういう大切な場所で開催する特別な個展です。

お待ちしております。

f:id:ochiyama:20211205135328j:plain