細野朝士の万華鏡よもやま話

ときどき書きます

ファンファーレ

最後に固形ワックスを塗り、また削ります。

#2000まですれば、何となく気が済みます。

 

丁寧に拭き取って、乾燥後に磨けば完成となります。

 

とかいいつつ、数日経ったらまたワックス塗るように思います。

 

このように思い入れたっぷりで作る展示台ですが、裏面は最低限の処理で済ませますし、万華鏡が入ると見えなくなってしまう穴の内側には、そこまで執着しません。

 

万華鏡を作る感覚と同じく、どこかで自分らしい割り切りが働くように思います。

 

時間が掛かりすぎてしまうからという理由も勿論ありますが、自分の目的に対して集中する。その他はあまり気にしないというような傾向が強めなのだと思っています。

 

という感じで、素材や作業工程は凄くシンプルですが、時間と愛情をたっぷりと掛けるコレクション台。

 

こういう、本来の仕事とちょっと外れた物を売るというのは、ちょっと気恥ずかしい気がします。しかし私の万華鏡を立てる物にしかなりませんから、これが売れるとしたら大変有り難い事ですし、穴が空いていれば、そこに補充したくなってしまうのも人間の習性では無いでしょうか?

 

ある意味、これは営業戦略としても面白いような気もしてきました。

 

そう思えれば、恥じる事なく価格を付けられます。エーコンズ価格で幻からT×Hの設定にしようと、調子に乗って第二弾に取り掛かりました。