細野朝士の万華鏡よもやま話

ときどき書きます

夏休み

気を抜いたらひと月もあいてしまいました。

子供の通う学校によって夏休み期間がまちまちでして、未だに夏休み期間です。

二ヶ月半もの夏休みでは、なかなか制作に集中できません。困ったものです。

 

子供が小さい訳じゃ無いんだから、手が掛かる訳じゃ無いんですけどね。

単なる言い訳なのです。

 

万華鏡の話ですが、私の作るのは偏光万華鏡ですから、やはり通常の万華鏡作家ときっと考える事が違うのだろうなぁと思います。

 

先日作る中で考えていたのは、さりげない現象の重なりで、程良く移り変わるよい模様となるなぁという事。

このような事について、普段の生活に照らし合わせたりするのが私の癖です。

 

さりげない日常の中にある幸せを感じる事が、心地良い気分を作りあげて、満たされたりするのと似ているのかなぁ なんて具合です。

 

大きな幸せエピソードというのは、心が常にそれに支配されてしまいがちですから、癖が強すぎる変化の乏しい万華鏡になりがちだったりします。

 

どうしてもそのエピソード(オブジェクト)を使いたいならば、それを深く掘り下げて多面的に、色んな視点から見つめて違った気分を作り出したり、そのエピソードの過程のようなものを主役にして、時々チラつかせるくらいにしてあげないと強過ぎてしまうなぁ

 

そんな事を考えながら、作ったりしているのです。

 

何のこっちゃぁ分からないでしょうが、それが私の制作スタイルとなっています。

 

夏休みの子供が折角家にいるのだから、束の間の小さな幸せを感じてしまい、仕事が遅くなるのはそんな事情からなのかもしれません。