細野朝士の万華鏡よもやま話

ときどき書きます

個展二日を終えて

個展二日目を終えまして、今夜は近場でのんびりとしております。

二日間、割と程良く見て頂きまして、タバコ休憩や昼食も忘れてしまうくらいでした。

 

万華鏡の展示というのはやはり特殊で、外観で判断する訳ではなく、内部を時間をかけて楽しむもの。こだわりの方は二時間くらい殆ど動かず集中して見て選んで下さる。

本当に嬉しい事です。

飛ぶように売れるという訳ではないですが、しっかりと納得する形でお求め頂けるというのが私のスタイルなんだろうなぁと改めて感じております。

 

今回いわゆる万華鏡好きという方よりも、ファーストカレイドスコープを求められる方が割と多い事も驚きでした。

それぞれ、色んなキッカケで私の万華鏡と繋がって、個展を楽しみに来場して下さり、興奮気味にお求め頂けるのも、なんとも嬉しい瞬間です。

 

SNSは思いもかけない繋がりを作りますから、なかなか侮れません。そんな事故のような出会いも楽しいものです。

 

今日は学生の頃の友人や、元職場の方々が立て続けに見えて、30年程時間を巻き戻したり出来るのも人生の楽しみだなぁと改めて感じました。

また、別業種の作家さんと話す機会もあり、改めて自分の個性を確認するような時間もありました。

 

自分は深海にある純粋な芸術表現への憧れを抱きながら、薄汚れた金や権力の荒波に飲まれないように滑っているサーファーなのか、海に浮かびながら海を見るグラスボートなのか、海にも入らず波打ち際で、海の底の残骸の宝探し楽しんでいる子供なのか?

そんなイメージを持ちました。

無いものねだりをしてもしょうがない。こういうのは資質であり、どんなことにも役割があるのかもしれないという考えに至っています。

どんな事も自分らしく考え、自分の価値観に照らし合わせて進んでいくしか無いのですから。