時々、万華鏡界にもアントン・イーゴのような辛口評論家が必要なのでは?と思うことがあります。
万華鏡を愛していて、美しい万華鏡しか覗くことが出来ないのだという方。
この業界は、万華鏡好きで、優しい方々が多いから、良い所だけを見ようとする傾向があるように感じています。
褒める以外の意見を言うこと、ましてや批判する事などタブーのような雰囲気があるように感じるのは私だけでしょうか?
万華鏡=綺麗な物で、人を幸せにするものであって欲しい。
一緒に作って、褒め合って笑顔になればいいじゃない。
作り手の感性こそが大切で、何でも自由でしょう。
結局、自分が気付いて変わるしかないのだから…
なるほど、何となく分かるような気もします。
きっと、私の性格が悪いだけなのでしょう。
お客さんが万華鏡体験で自分で作った万華鏡は、それは特別なもので、その体験含めて人生の宝物になって欲しい。そういう気持ちは私にも分かります。
でも、それと作家が作った物が同じレベルではまずいのかな?とも思います。
同じ素材で同じ作り方で、難しい所はある程度手伝ってあげて、
さあ、作家はそれでも別格の万華鏡が作れるでしょうか?
普通の万華鏡を作ったことない私は、正直自信がありません。
でも、できる自分でありたいと思います。
話が逸れておりますが、やはり批判をするには、それなりの信頼関係が必要なのだとも思います。
そうじゃないと
「貴方作るの下手ですね。」
「あなたのこそ下品だわ!」
単なる悪口大会になっちゃう。でも何だか楽しそうな気がするのは私だけかな…