細野朝士の万華鏡よもやま話

ときどき書きます

中身が鏡かな?

私の事を単なる万華鏡作家だと思われている方が多いことと思います。

果たしてそうなのでしょうか?

私は生まれつきサウスポーで、左右の識別からして「逆」という意識を強いられながら成長してきました。

逆とは正に鏡です。

ある意味、鏡の中のもう一人の自分と共に成長してきたのかもしれません。

サウスポーあるあるですが、鏡文字なんてお手のもの
左を見ろ!と言われれば、右を意識せざるを得ませんし
信じろ!と言われれば、疑いながら信じてみようかな?と思います。

しないでするもの何だ?と聞かれたら、すぐに剣道と分かりますし、
立っている時は下を向いてて、正座すると上を向くもの何だ?と聞かれれば、足の裏!と即答できます。

もっと言えば、算数でいう逆、裏、対偶くらいを同時に考えたりする程です。
どういう事かというと、例えば
「平和が好きだ」という言葉
逆は「平和が好きでは無い」で
裏は「戦争が好きだ」となり
対偶は「戦争が好きでは無い」となります。

そうなると、もうこれは2ミラー2ポイントの万華鏡の世界。
万華鏡作家を選んだのは、宿命だったのかもしれません。


前置きが長くなりましたが、そんな私に別の才能があったという事が判明しました。
それに気付いている人は四人だけなのかも知れません。

そう、10月24日から仙台万華鏡美術館で開催される四人展のメンバーであります。

それは、四人展のタイトルを考えるLINEでのやり取りで判明いたしました。

私は空気も読まず、思い付きでアイデアを書いていく訳ですが、とある共通点が見つかったのです。

夜想曲 良き嘘や   
   おお大人の雰囲気ですね

・四人展に 二人(ににん)  天女
   天女って誰なの?気になります

・川の泡 あの和歌
   出来ては消えていく万華鏡の模様と
   川の流れでできる泡を重ねています。

・佐藤との日 今日の尊さ
   命ある奇跡を思い出とともに

・活かせ 磨かれ 鏡世界
   万華鏡作家の切磋琢磨を表現しました

・カルテット トッテルカ
   もうそろそろ気付いたでしょうか?
   これ、回文になっているのです。

・いる 鏡の中なの 身が軽い
   重力の無い、万華鏡世界に入り込む

・浮腫が解消 ヨシィ 鏡組む!
   足をむくませながらも、四人頑張って
   作っています。
どうぞお忘れなき様、お願いいたします。

私は万華鏡では無く、回文作家としての参加となります。