細野朝士の万華鏡よもやま話

ときどき書きます

新作の説明

私が作ってきた偏光万華鏡の作り方をお知らせします。

これから偏光万華鏡を作りたいと思っている人は読まない方が良いかもしれません。

書かれている言葉に囚われ過ぎてしまうかもしれませんから。


スペースシリーズといって伝わるでしょうか?黒い世界に青をメインに虹色のラインが踊るような万華鏡です。

私からすると、これはインスタレーションのような感覚で作っています。

オブジェクト自体はとても単純なものなので、それが筒の回転運動で、どのような踊りを見せるか?という事に意識を集中させます。


オーロラシリーズと言っていたものは、偏光の可能性を追求していました。

私が出した答えは、様々なシーンで変貌する天才子役と、居るだけで雰囲気を作り出してしまうベテラン女優の二人芝居。

二人を活かす最低限のセットの中、ピンスポットで人物を照らします。

最近は子役の喋りがちょっと鼻についていたのです。


そんな事から、新作では子役を外しました。

偏光の可能性を一人で背負っていた天才がいなくなり、まず作り始めたのが、インスタレーション的な解釈。

天才を外したインスタレーションですから、これはきっと誰もが考える偏光万華鏡なのだと思います。

偏光一年目のやり直しとして、まずは同じ舞台から始めようと思いました。


次に考えたのが、背景のスクリーンに色んな色の光を当てた、3〜5人のダンスです。

色んなタイプのダンサーを揃えて実験を重ねましたし、背景も色だけでなく、色んな風景を写したりもしてみました。

だんだん、ダンサーからミュージカル俳優を揃えるようになりました。

そして最近のは、プロジェクションマッピングになっています。

それでインスタレーションを作ったり、数人の俳優に映像を当てるプロジェクションマッピング演劇になったりもしています。


今はそれぞれの舞台の魅力が最大限生かせるよう、レベルアップしてみようと思っています。


こんなに赤裸々に具体的な作り方を書いてしまって大丈夫だろうか?

不安になってきました。