細野朝士の万華鏡よもやま話

ときどき書きます

奇跡

新しい生活には何とか間に合ったという感じで

このところ、本当に忙しくなってしまいました。

 

とは言っても、お送りしなければならない案件が5こも6こもあれば、私の頭は混乱してしまい、あゝ忙しい〜となってしまうのですから、大した事でもないのです。

 

こんな時こそ、やっつけ仕事になりがちなので注意しながらじっくりと進めております。

 

時間が掛かるか?掛からないか?というのは、作品の出来、不出来とどのような関係があるのだろう?と真剣に考えれば、これはなかなかに難しい問題です。

ミラー組みに関しては調子が良い時には、短時間で綺麗に組めたりして、時間が掛かるという事はつまり、上手くいっていない場合でストレスばかり溜まりますから、時間を如何に掛けずに上手く作るか、という視点は、私にとっては割と大切です。

 

ただ、映像に対して、いつどのような動機でOKを出して決定するか?という事を考えれば、時間を掛けてこだわり抜いて、より良い判断に辿り着く事も大いにありますし、その中の学びが楽しかったりしますから、正直時間を掛けてしまいたくなる自分がおります。

 

私が最近作っているタイプは、最後まで試行錯誤出来るので楽しい分、時間も掛けてしまいがちです。

 

では、どのような映像となれば納得してOKを出せるのか?と考えれば、ある一定の合格ラインに達している、との判断による訳ですが、そのラインって何なのだろう?

 

通常は感覚的に決めている訳ですが、その中には実に色んな項目があったりします。

形、色、動きなどのような分かりやすいものもありますが、自分にしか分からないような現象が、例えれば柔道の技のように色々とあるのです。このオブジェクトなら、この技で決めようとか、いや こっちの技がいいかな?など

そんな検証をしていて、それが見事にハマって奇跡のようなシーンがある程度の頻度で現れるな、と判断出来れば、それは間違いなく一本!となって決定となります。

それを時間を置いて、何度も見直したりして、よし!一本だな!よし!などと見ては、時々

いや〜これは技ありだったなぁ なんてのが出てきて、またやり直したり……

そんな事をしているのですね。

 

どんな顔してチェックしてるのでしょうね?

きっと終盤になる程、ニタニタとしていると思われます。