細野朝士の万華鏡よもやま話

ときどき書きます

万華鏡よもやま話 その6

万華鏡は、次同じ模様が出るのは何百億年後とかいう話を聞いた事があるでしょうか?
これは、一体どんな万華鏡についてどのような設定で出された数字なのか調べるつもりもありませんが、こういういい加減な数字をそのまま鵜呑みにして、
「万華鏡とはそういう物なのだ」と説明できる人ってどうなのでしょう?

回し方によって時間なんて変わるものですし、例えば高速で回したら、遠心力で模様が変わらないとか、覗いた瞬間真っ暗で、数分後また真っ暗になりましたなんて事もありますよ。

単なる揚げ足取りになっておりますが、
それを聞いた人に質問されても、きちんと説明できないような内容なのですから、
「ある学者さんが計算したら、何百億年って出たらしいですよ。ハハハ ホントですかね?」
くらいに使うべき数字かな?と思う訳です。

ある程度、実際の数字にした方が説得力が増すこともあるでしょう。でもね、
「この模様はさっきと0.5mmズレてる」とか
「ここの光の加減が何ルクス違うでしょ」とか
そんなのどーでもいいわけ!
どーでもいい事を細分化し、訳の分からん数字をいじった結果そういう数になったらしいというだけの事。

第一、一秒前の映像を明確に覚えていますか?
いかにその数字が実態とかけ離れた、意味の無い数字か解りますでしょ?

そうした言葉に弱い夢のある人、そういう人をコロっとさせたい口のうまい人
こういう方の存在を否定までしませんが、
万華鏡の紹介の仕方、売り方として、私は好きではありません。

一期一会で十分ではないですか?
似てる模様はいくらでも出ますけれど、一期一会と感じるところが良いのでしょ?

意味の無い実数を見ると、ペテンみたいに感じるのは自分だけでしょうか?

「万華鏡を回すと、指の運動になって寿命が伸びます」とか
「見るのに疲れたら、ダンベルとして用いて筋トレにもなります」というような
どーでもいい謳い文句と同じようなちょっとした嫌悪感を抱いてしまうのです。
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