次は陶芸です。
実は私割と好きなんです。
特に薪を焚べるタイプの焼き物。
炎やその温度、煙、灰が作品に与える影響を常に学習し、想像しながら、狙って狙って焼きつつも、最後は自然に任せるしかないという感覚は万華鏡に近しいモノを感じます。
買う時にはやっぱり実物見て、比べたりしながら、これだ!という物を選ぶ行為も楽しいし、だからこそ愛着も湧くように思います。
実物を見ないで買った事も実は何度かありますが、殆どが失敗に終わっています。
ネットオークションでは、気になる作家さんを探しては、お気に入りに入れて、幾らで売れるのだろう?なんて観察する事もあります。
この人、全然売れてなかったのにいつの間にか売れるようになって、どんどん価格を上げてるなぁとか、そんな商売テクニックを楽しむ事も。
慣れてきた頃に、写真で悪く無いかな?と思う作品がとても安かったので、入札してみたらそのまま落札。届いて見てみたら全然気に入らない。やはり写真は実物其の物を写せないし、見る人は自分の良い風に解釈しがちなのだと思います。ちょっとの差で、好きが大嫌いになる。
立派な桐箱に入ってますが、何度か箱から出しては、やはり気に入らず収めてしまいます。
郵送費と変わらぬような落札価格でしたから、惜しくは無いですが、申し訳ないような気持ちを抱きます。
やはり気に入った物を購入すべきなのです。
もう一つの失敗は、好きな作家さん達にお願いして、作品を見せて貰って、同じような感じで!とそこそこの量注文した事があります。
きっと私が喜ぶようにとまとめて下さったのでしょうけれど、その作品の良さが半減して、一般受けしやすいような見た目綺麗な作品が届きました。
え?ちょっと荒っぽい歪な感じが良かったのに……
そんな経験もあります。
そういう経験を踏まえて、やはり万華鏡も実物を見て買って頂くのが一番だと思っています。