細野朝士の万華鏡よもやま話

ときどき書きます

目安

またミラーの話です。

最近流行りの、ミラー組み

二等辺三角形の3ミラー。

頂点の角度がやはり一番大事となりますでしょうか?

中心部がズレてたら、ちょっとガッカリ。

2ミラーよりも賑やかな模様となるとはいえ、やはり大切だと思います。

 

次は、二等辺三角形三角形になっているか?

つまり底辺の2角が等しいか?も気になるところ。

あまり細かな模様だと、周りの焦点間隔で見るしかないと思うのですが、4ポイント、5ポイントならば、ここを合わせれば良いという目安があるのかな?と思っています。

勿論?6ポイントもありそうな気がしますが、あまり作らないので、よく分かりません💦

 

感覚に頼るだけだと、錯覚などにも左右されてしまいますけれど、キチンと目安があるというのは、有難い話です。

 

暇な訳では無いのに、思い立って検証してみようとなりましたが、手書きの上に、分度器も見当たらず、5ポイントの方は検証を断念しましたー

90.45.45

今夜は久々にストレートの3ミラーを組み始めました。

珍しい事に、直角二等辺三角形に組んで、四角い模様が続くタイプが殆ど。

このところこのタイプの注文が増えているのです。センスがいいオシャレな方が好む傾向があると勝手に思ってますが、何を隠そう私も好きです。

 

そして作るのも好きです。

だからちょっと上機嫌だったのが良かったのか?

いい感じで進んでいますから、益々上機嫌となり、ブログを書こうと思い立ったのです。

ビールも飲み始めました。

 

ミラー組みって、やっぱりムラがあるんですよ。上手くいくのもあるし、イマイチなのも。

ランク付けすれば、A.B.Cってな感じ。

Aなら割と良し

Bは普通

Cはギリギリ

Dにはなりません。それは途中で諦めるから。

Cの中に、最後やっぱりヤメターとなる物もあります。

 

今日はね、特A的な感じになりそうな感じで、次々と出来つつあります。

特Aなんて野球で言うところのホームランみたいな物で、そうそう出ないのです。

まだテープで貼っただけなので、最終的にどうなるか?は分かりませんが、そうなる可能性を秘めた物が随分とありました。

 

私、ストレート切りだと、二列同時に切ったりします。あまり真似しない方がいいのかもしれませんが、効率を大事にしてる私ならではなのかも?

やっぱり傾向としては、切り始めの上段の方が綺麗に組める確率は高めのように思うのですが、今日は下段もいい感じ。

 

今回の注文は、A以上じゃ無いと作らないタイプも入っていたので、多少多めに切ったのですが、この調子なら作れそうです。

 

長年作ってても、こんな事で一喜一憂するのですから、楽しいもんです。

出来れば、A.B.Cの差を縮めていきたいものですが、年を重ねてAのレベルが落ちていく可能性も高く、なんとかしがみついていきたいと思っています。

 

三女

一月ぶりの仕事をやり終えて、やっとペースが掴めてきたようで一安心しております。

 

開催中の三人展は予想通り、いや予想以上に色々と良くて、色んな事を書きたいと思ってしまいますが、自己規制しがち。

 

兎に角色んな事を感じ考え、自分なりの答えが分かったものもチラホラ。楽しい時間を過ごしました。

 

規制をかけた上で、やはり書きたいのは香川さんの急成長、なんて書くと偉そうですがってなっちゃう程の研ぎ澄まされ方をしていました。

正直、万華鏡作る人30%くらい減るんじゃなかろうか?

 

皆さん人生において挫折ってあるかと思います。続けてきた事を辞めてしまう理由って大抵、とても敵わないという人に出会って打ちのめされてしまう。

 

そうなってしまうんじゃ?と心配する程に、どストライクを、色んな球種で投げ込んでる感じ。

これは並々ならぬ熱意、覚悟、努力、研究、評価、改善の繰り返しが余程上手くいかないと、こうはならないのでは?

 

少し大袈裟かもしれませんが、幾つもの素晴らしい点が見えて、中には完璧に成立してるというような感想を抱くものも。凛としていました。

 

他人の言い訳を許さない程の、ど真ん中を射抜く感じが、彼女の強さなのでしょう。

それに何より、ステンドグラスという手法が彼女にとてもマッチしているよう。あんなにシュッとシンプルに作られたら敵わないんじゃなかろうか?

 

三人展は木曜まで、打ちのめされたい猛者にお勧めします。

ホソイズム

私が紹介するまでもありませんが、明日からギャラリー田中さんで開催される三人展。

楽しみですねー

団子三兄弟ならぬ、万華鏡三姉妹と表現するには三女が若すぎる気も致しますが、なにやら共通するDNAは流れているように感じます。

驚いたのは、御三方とも山見塾出身なのですね。スクールに通っていた当時の作品も並べたりしたら、別の意味で楽しめるような気もしました😊

 

さて、共通に流れるDNAは、山見さんというのは間違いないのでしょうが、もっと強い作家さんが沢山いる訳ですから、三人に共通する物という意味では弱いように感じます。

 

やはり御三方に共通しているのは、ホソイズムだろうと、私は考えます。

 

それは何なのか?と言えば、まず圧倒する映像美。

さらに、テーマと対峙しオブジェクトを一つ一つ突き詰めるという事なのかな?

 

ありがちな、だって万華鏡なんだもん!っていう言い訳が相応しく無いほどの、説得力をもって成立する。

 

自分で書いてて、訳わかんなくなってきましたが、ブログ読んでる細井さんが喜ぶような内容になったのかなぁ? 怒るような内容では無いとは思いますよね?

正直、そんな事を考えたのであります。

 

 

久しぶりに

久しぶりの投稿となってしまいました。

でも久しぶりっていうのは投稿の事だけじゃなくて、スランプというのでしょうか。兎に角今月作れていません。

毎月1日にあげる筈のSNSに投稿できる万華鏡が無いのです。

だからといって、この一ヶ月何もしていなかった訳では無いのです。

確定申告なんかサボってやろうかと思いましたが、私はやりましたよ。テレイドは入り用があったので、少し作りましたし、偏光の色んな事は子供達と一緒に随分とやりました。

そう、今の学生の春休みが長すぎるのです。

二月の終わりの頃からずーっと休み。

万華鏡は作れていませんが、ふきのとうの天ぷらは3回ほど、しこたま作りました。

カラオケは何回も行きました。

 

要するに、子供と遊んでいたのですね。

一昨日は花札を深夜までやってました。今朝は早朝から昼までカラオケ。私なんかサザンと桑田佳祐KUWATA BAND縛りですよ。

しかし長かった春休みももう終わります。

娘は明日帰るし、末っ子も三日には入寮です。

 

それだけ作ってない期間が続くと、自分は本当に作るのだろうか?作れるのだろうか?と不安になるんです。

幾つか注文頂いていたのに、三月中にとお約束していた分は四月上旬に延ばしていただきました。四月中旬や四月中にとお約束してしまっている件は大丈夫なのだろうか??

五月にはイベントが二つ入ってしまっている。

 

作る自信を無くしてしまっている自分にプレッシャーとして重くのしかかってきて、逃げたくなる気持ちになりがちなのですけれど、多分大丈夫です。

長年作ってきましたし、私も作りたいのですから。

そう、大丈夫と思えないと、本当に逃げてしまってヤバイのでしょう。

 

 

ふきのとうと同じように、子供も季節物。

一緒に遊んでくれるのも今のうちだけかもしれません。どうぞお許しください。

個展を終えて

個展では最終的に五日間在廊出来ましたので、沢山の方と交流でき、とても有意義な時間を過ごしましたが、在廊出来なかった三日の間に知らずに来て下さった方には、大変申し訳ありませんでした。

 

在廊予定をブログに書いて安心してしまい、SNSにあげるのを忘れてしまっておりました。

 

 

来て頂いた方は、大きく分けて

懐かしい方、初めての方、よく来て下さる方

と分かれるように思います。

 

今回は思いがけず、初めましての方が多かったように映りました。

ですからテレイドも楽しんで貰えて、追加する事となりました。

 

また途中から、旧作も含めての展開として、どうかなぁ?とも思いましたが、思った以上に反応頂き、私自身も旧作の中に、また新たな展開を想像できる機会となりました。

 

万華鏡を作る方も来て下さり、色んな情報交換も出来て有意義でしたが、私の展示に来て下さる方って、ベテラン組が多くて😆

いやいや、それも嬉しいのですよ?

でも、もっと作り始めの方が来てくれてもいいのに〜っていつも思います。

万華鏡作家さんが増えてるのは知ってるんですよ。でも交流はなかなか無いのですよね。

そんなに無理矢理な交流を求めている訳でも無いですけど、ちょっと寂しいかなぁ?

嫌われてんのかなぁ?

 

今年は7月に西麻布での個展がありますので、色んな方とお話し出来たらなぁと願っています。

言葉つかい

先程無事に個展を終えて、今日は電車の中で書いています。

 

沢山の方にお越し頂き、大変嬉しかったです!

ありがとうございました😭

 

時には沢山のお客様が次々と見えて、出直しを頂くような場面もあり。

時には、どなたも見えないという時間もありましたが、タバコ休憩を終えれば、程なくみえるような感じで、寂しい思いまでする事はありませんでした。

 

色んな出会いがあり、ひとまとめにはしづらいですが、意外だったのはファーストカレイドスコープをお求め頂いた方が、割といらっしゃった事。

 

これは新たな出会いが多かったという事でもありますので、大変嬉しいことです。

 

今日は最終日だというのに、万華鏡があまりに沢山あって心配された方もいるかもしれませんが、心配ご無用。 これは私の販売スタイルでして、売り上げは概ね予想通りという感じでしたのでご安心を。

 

いらして下さった方、皆様いい方ばかりで大変よく見て頂きましたし、最後に嬉しい言葉を掛けて下さる方も多くてホッコリとしておりました。

そんなに嬉しかったんだから、覚えてろよと思いますが、上書きされてしまい直ぐには思い出せない事に気づき、覚えている言葉だけでも書き留めておこうという事で、帰路につく電車での投稿です。

 

以前ブログで紹介した、SNSで嬉しいコメントを下さった方と初対面しまして、予想に反して若い女性でビックリしました。コメントは考えに考えて書いて下さったようです。そんなエピソードだけでも嬉しいのですが帰り際に、

どうかご健康に留意されて、いつまでも万華鏡を作って下さい。というような事を仰るのです。

なんと、おじさん嬉しくて、お酒控えちゃうかもしれません。

 

もう一つ、最近繋がりの出来た、高校の同級生が初めて展示に来てくれたのですが、とても熱心に見てくれて、別れ際に

素敵でした。とても素敵でした。

 

なんて言うんです。

これってドラマとかで使い回されたような台詞じゃないですよね?

 

そんな言葉が出るあなたこそ素敵です。

なんて返せなかったけれど、とても嬉しい言葉でした。

 

やっぱり言葉って人柄や気持ちを表す、とても美しいツールなんだなぁと改めて感じました。

 

私は今まで、あまりにも言葉を疎かにしてきてしまいましたが、素敵な言葉つかいになりたいと初めて思ったのでした。

 

 

 

個展後半

三日間の在廊を終えて、追加分の作業に取り掛かりますが、急いた気持ちでは大事な作業が全く進みません。要は仕上げられないのですね。

単純作業ならば、どんな時にでも進められますがまとめ作業だけは、やはり冷静に準備をしておかなければ、パッと偶然にいい感じにはならないのだと再確認し、何だか嬉しい自分もいます。

そんな無駄な時間ついでに、帰省中の息子の探し物の手伝いなどしていると、以前万華鏡の在庫を収めていた箱の中に、まだ万華鏡が残っているではないですか。

色んな理由から、手元に残った万華鏡。スッカリと忘れておりました。

 

個展会場の方が程良く寂しくなりつつありましたので、これは良いぞとお送りしまして、展示替えをお願いしました。

最新作に加えて、幻の変遷を少し楽しんで頂けるような構成となったかと思います。

 

とは言っても、外観は変わり映えしないのですが、何となく個展初日に近いような充実した本数となって、後半戦のスタートです。

 

あと、小さなテレイドが品薄になっていたので、明日になんとか仕上げられたら、金曜日にお持ちしようか?と目論んでいます。

休日だけの在廊では、勿体無いような気がしてきたのです。平日の方が都合の良い方もいらっしゃるでしょうから。

 

そんな訳で、土曜の最終日に加えまして、金曜日も在廊するつもりです。

最終日は終了時間が17時までですので、どうぞお気をつけ下さいませ。

個展二日を終えて

個展二日目を終えまして、今夜は近場でのんびりとしております。

二日間、割と程良く見て頂きまして、タバコ休憩や昼食も忘れてしまうくらいでした。

 

万華鏡の展示というのはやはり特殊で、外観で判断する訳ではなく、内部を時間をかけて楽しむもの。こだわりの方は二時間くらい殆ど動かず集中して見て選んで下さる。

本当に嬉しい事です。

飛ぶように売れるという訳ではないですが、しっかりと納得する形でお求め頂けるというのが私のスタイルなんだろうなぁと改めて感じております。

 

今回いわゆる万華鏡好きという方よりも、ファーストカレイドスコープを求められる方が割と多い事も驚きでした。

それぞれ、色んなキッカケで私の万華鏡と繋がって、個展を楽しみに来場して下さり、興奮気味にお求め頂けるのも、なんとも嬉しい瞬間です。

 

SNSは思いもかけない繋がりを作りますから、なかなか侮れません。そんな事故のような出会いも楽しいものです。

 

今日は学生の頃の友人や、元職場の方々が立て続けに見えて、30年程時間を巻き戻したり出来るのも人生の楽しみだなぁと改めて感じました。

また、別業種の作家さんと話す機会もあり、改めて自分の個性を確認するような時間もありました。

 

自分は深海にある純粋な芸術表現への憧れを抱きながら、薄汚れた金や権力の荒波に飲まれないように滑っているサーファーなのか、海に浮かびながら海を見るグラスボートなのか、海にも入らず波打ち際で、海の底の残骸の宝探し楽しんでいる子供なのか?

そんなイメージを持ちました。

無いものねだりをしてもしょうがない。こういうのは資質であり、どんなことにも役割があるのかもしれないという考えに至っています。

どんな事も自分らしく考え、自分の価値観に照らし合わせて進んでいくしか無いのですから。

個展

いよいよ明日が搬入で明後日が初日となります。

もうずーっと寝不足でヘロヘロ。

今日くらいは普通に寝たいです。

 

大体見通しがついて、総数100本以上の展示となります。

いつもよりテレイド少なめな感じで、後日少し追加するのかもしれません。

 

メイン的な扱いの妖は取り敢えず20本以上。

こちらも後日追加出来るように、作業だけは進めております。

 

なんだかんだで、C.Cが多くて30本以上並びます。

今自分が面白いと思っている感じで仕上げました。

 

どうぞベストな光の入れ方を探ってお楽しみ下さいませ。

 

在廊の予定は、取り敢えず土日祭日としました。2/10.11.12.17の四日間。

キッカケ次第で平日も行ける可能性もあります。

 

どうぞ宜しくお願いいたします。

 

 

 

復刻

これはまだ確信が持てませんが、最近作っていなかったタイプをいま風にアレンジして作ってみようと思っています。

 

少し前から始めてはいたのですが、久々の作業というのは、なかなか億劫でちょっと進めては止まったりしてしまい、間に合わせられるのでしょうか?

多分体調を崩さない限り、少しお持ちできる筈です。

D.Kと真鍮の C.R.Wとなります。

(D.Kは会期中の追加となりそうです)

 

あと数日ですが、毎度ながら理想のスケジュール通りにはいかないので、途中追加となってもいいさと、粘ってみたいと思います。

 

こんな時しか無理出来ませんから

 

大詰め

見通しが立ったので書けますが、今回の個展ではC.Cを割とお持ちできると思います。

 

作り始めて2年程でしょうか?

東京での展示も限られていましたので、今回初めて見るーという方が多いのではないか?と思いまして、今張り切っています。

 

このタイプは偏光遊び的な感じなのです。

作り始めはまだ色んな発見もあり楽しいのですが、最後の仕上げは根比べで、質を上げるのが大変。ちょっとした試練なのです。

何が大変か?ってゴミやら傷、汚れやホコリなど拡大されてストレートに見えてしまうのです。

 

こんな事書くと粗探しされて、ホントだガッカリってなるかもしれませんが、原因を見つけては取り除き、取り除けないは場合どうするか?

出来るだけ目立たない作りにしていくのか、部品交換するか?そうすると同じような効果が出るのか?いっその事違う考え方でまとめるのか?そんな事の繰り返し。

 

今ちょうど娘が帰省中なので、この地味な作業を手伝い、私の負担を軽くしてくれています。

判断だけは私にしか出来ないので、私が見てはダメが出て、またやり直し。

 

時々、コレは諦めようとなり、試しに自分でやってみるか?と様子をみると、娘の作るのはマニアック過ぎて全てボツ。

それでも、不満も言わずに作業を続けている姿を見れば、こういう作業に向いているんだろうなぁと感じます。

 

このC.Cは、万華鏡のジャンルとはちょっと違うなと思っています。

テレイドのように、万華鏡から派生した亜種ではないかな?

 

一応ドライタイプとなるのでしょうが、回転させるよりも、トントンと軽く振動させるとガラッと変わるので、そのような見方をオススメしています。

 

私の万華鏡をお持ちの方には、是非一本オススメしたいという気持ちを込めまして、この追い込みの時期に頑張ってます。

どうぞ見てやって下さいませ。

結婚前夜

万華鏡を閉じる時。

やっと完成だーとワクワクしながら出来る時もあるのですが、ちょっと心配してもう一度確認なんて事も多いです。

心配し出したら、心配を取り除く為にかなりの労力が必要となります。

その仕上がりで果たして良いのか?

その決断をするには、その万華鏡を正しく理解しなくてはいけないのです。

一期一会の万華鏡なのですから、全てを理解するなんて到底無理なのですが、それでも傾向としてどのようになりがちなのか?という把握くらいは認識しなければなりません。

パッと見て、良し大丈夫!そんな簡単な話ではないのです。

 

パッと見ていい感じ。

これは一目惚れのような感覚で、その瞬間自分の好みと一致してるという感じでしょうか?

万華鏡も人間と同じように、良いも悪いも表裏一体だったりするケースは少なくない。というか良い悪いなんて、その人の好み、主観でしかないのかもしれません。

全体の中で本質的な部分を理解する事が大切だと思います。

 

まるで結婚前夜のように、本当にこの決断に間違いは無いのだろうか?そんな心配をし出したら切りが無いのかもしれません。

 

ただ、私の好きな万華鏡作家さんは、多分毎度、このようなマリッジブルーを乗り越えて、改善を重ねながら大切に決断してるのではないか?と想像しています。

 

そんな影響も受けて、個展前の焦りがちなタイミングですが、ゆっくりと大切に閉じていきたいと思っています。

 

 

収穫期

妖を作り始めてから250日程経つようですが、まだ新作と呼んで良いのかな?と思います。

今の作り方に定着したのは割と最近です。仕組みをよく理解して、その考え方からして筋の通った失敗の少ない作り方。その中でもより良い組み合わせを探してきました。

いつでも同じ感じに作れる素材と、そうとは限らない素材があります。

一つの理想形を基準としながら、色んな振れ幅の中でより総合的に魅力ある世界を探しては、基準を動かしていったりします。

 

まだまだ作っていて楽しく、これ見たらお客さんはビックリするんじゃ無いかなぁ?そんなワクワクの連続で制作出来ている時間は大変有意義です。

 

苦しみ抜いた先に、答えらしいモノが見つかり、成果として表れる。

こういう一連の流れごと楽しみたいですね。

今はその集大成の収穫期のような感覚で、それぞれにこれを作りたいという物が明確にあるのですが、欲張りすぎてしまい、焦ってしまいます。自分が三人くらいいるといいのになぁ。

 

家内制手工業ってこういった流れで出来ていったのではないでしょうか。