細野朝士の万華鏡よもやま話

ときどき書きます

好評?

我いとしの新作C.Cは今のところ20本程制作しました。

実際に覗いて見てもらった人からは大変好評を頂いている訳ですが、実際に見た人はまだ片手程かなぁ?

 

まだどちらのお店にもお送りしておりません。その内おいおいと考えています。

 

このタイプは撮影がしやすく、いいシーンが直ぐに出るので、特別にいいシーンを狙うなんて事もしていません。

 

大体5分程で30枚程度撮影して、バランス見ながら選別、トリミングという具合。

 

今は制作も撮影も楽しんでやっています。

 

先日の撮影では思いの外綺麗で魅力的な写真が撮れて、そこまでかなぁ?

なんだかズルをしているような気もして恥ずかしいのですが、そのように撮れてしまうのですから仕方ありません。

 

よくある話、万華鏡の写真を載せて、実物は百倍綺麗です!とか見ますけど、実際どうなのでしょう??

 

私自身の経験では、写真を見てから期待して万華鏡を見ると、あれ?こういう感じか〜

期待し過ぎちゃったなぁという事の方が圧倒的に多いです。

自分が作り手だから余計そうなのかもしれませんが、やはり実物と写真は別物。

 

コチラで何度も書いていますが、万華鏡は実物を見て欲しいと心から思います。

 

例えば、アイドル自身とブロマイド写真の関係に似てるかな?

 

お化粧して、魅力的な写真を撮るための光やポーズ、表情で一瞬を切り抜いたブロマイド。

実物は毛穴だってあるし、いつもニコニコしてる訳じゃ無い。ニキビだって出来てるかもしれない。

それでもブロマイドに負けない魅力がある筈です。いやあって欲しい

 

そんな気持ちで今日も作ります。

 

 

 

ネーミング

新作の撮影などしておりますと、なんだか丸窓が惑星のような気がしてきました。

 

C.Cなどという記号ではなくて、これは漢字一文字で「惑」でいいんじゃ無いか?

と本気で考えておりました。

じゃ何と読みましょう?

ワクでワクワク感を出すのもちょっと違うような気がします。

 

で、自分なら「まど」と読ませるだろうという答えまで出して、少し熱が冷めました。

 

なんだか自分らしく無いような。というか、自分が見て欲しい自分では無いような気がしてきました。

 

やはり、記号表記というのがいいのかもしれません。

 

言うまでもありませんが、この記号表記はシトロエンの車種を意識したもので、D.SやS.Mなどの名車からインスパイアされていたりします。というとまた大袈裟でして、少なくとも意識している訳です。

今回やっと登場のCという事になります。

 

 

 

新作の事

今度新作を発表します。

発表なんて大袈裟ですね。新作が出来ました。

 

新作というのも大袈裟かもしれません。

似たような物は去年辺りに少し作りました。

 

種類としては、偏光の小さめのドライタイプ。

このドライが鑑賞に耐えられるレベルで作り慣れれば、私の万華鏡はレベルアップされるのだろうと考えています。

 

まずは、サークルミラーで作りました。

これは万華鏡というよりも、とてもシンプルな物で変化するパターン?丸窓?惑星?心模様?のような感じで、ちょっと面白いジャンルのような感覚です。

小さいタイプというのは大変苦労する訳ですが、苦労を重ね、何とか物になりそうだ、いやものにするのだ!という意気込みでした。

作り慣れていくと幾つかのパターンに決めていくかもしれませんが、今は何も考えず面白いと思うモノを仕上げていくつもりです。

ですから、一本一本違うモノとなります。

これはここ三年程の幻と同じ感覚ですが、販売価格の違いや、これからの展開を想定して一応名称をつけました。

 

C.Cという名称になります。

素敵なタイトルをつけるのはどうも苦手でして、説明を求められたら カラーのサークルでC.Cですよと言うようにします。

 

私が新たに名称を付けると言うのは、並々ならぬ心意気と多少の自信があるという事でもあります。

 

是非、何処かで実物を見て頂きたいと願っております。

 

 

暴露

実は今月はあまり万華鏡を作れていません。

いつもなら、よくあるスランプと捉えがちですが、それともちょっと違うように感じています。

 

作ろうという意欲もあるし、幾つか新たに作ろうと思っている種類もあります。

それの見通しが少し立ったので、気を良くしてブログを書こうとしている自分もいるのですが、その話は置いておいて、

多分今、転換期だと感じていて、しっかり充電しよう?体制を整えようとしているように感じるのです。

 

いつもはなかなかしない行動を、今年の夏辺りから率先して行なっている自分に気付きます。

普段出不精な自分が、割と大変な場所に気軽に行ってみたりして、色んな繋がりや現状を再確認してみたり、何年も見ないようにしてきた事に取り掛かろうとしてみたり。

 

実はダラけているようにしか見えない生活の中で、ポンコツコンピュータを働かせている自分に気付きます。

 

その中で出された答えの一つ。

このブログは、よりプライベートな事も書いていこうかな?これはつい30分程前に思い付きました。

 

SNSではどうしても、見え方を気にしてしまって余計な事はトリミングしてしまいがちなんですね。表ヅラを良く見せようとする自分がいる訳です。

 

その方が喜ばれる面もあるかと思う訳ですが、そればかりではどうもバランスが良く無いように思えてきました。

 

色んなギャップがあり過ぎるのでしょう。

以前テレビで豪邸と称された我が家、その辺が一番のギャップなのかもしれませんね。

 

その豪邸を見に行きたい。

時々そう言われる事がありますが、私はとても困る訳です。

その時いつも言うことは、確かに扉は大きいけどゴミ屋敷でさーとか、

来ちゃった人はあまりの酷さに悪い事しちゃったと謝るよ、こっちも謝るしさ、互いに気まずい空気になるんだよと

そんな感じで、どうやら来て欲しく無いみたい

と察して貰うという手法を、もう10年ほど通してしまいました。

 

そんな訳で、我が家に来る事になってしまった人は数える程しかいないのです。

 

それはやはり、ズボラ過ぎるからだと思われます。元々ズボラではありましたが、この家に越して自分の力量に追い付かないことばかりで、どこかでキチンとしている振りをする事さえ諦めたのです。

 

あまりに話が長いので、一旦締めに掛かりますが、

あまり酷くないところで、このように缶ビールの後始末さえやらず溜まってしまうという日常。ブログ書いてないで片付ければいいのですが、それを始めても周りも同じようにやりっぱなしなものですから、相当な覚悟を持って始めないといけません。

 

そんな事を繰り返してきてしまった17年。

いつもどこから取り掛かろうか?と考えを巡らすだけの時間が過ぎる訳ですが、今日は現状を書き留めるという大きな一歩を踏み出せた記念日となりました。

 

 

 

 

 

外観について

私はどうしてステンレスのパイプで作る事になったのだろう?と ふと考えました。

円柱を選んだのは紛れもなく、回転させながら見るからでしょう。

テレイドは球体をはめ込むのに円形の穴が必要ですから、始めから穴の空いてるパイプは好都合です。

 

そんな事は誰もが考える事で、当たり前ですね。

 

では、何故ステンレスだろう?

錆びない代わりに経年変化も楽しめない。

アルミ程軽くない、程良い重さ。

貴金属で無いから、高価で無い。

そこには大きなプラスも無く、マイナスも無い

ジャンルに囚われない自由さと、程良い高級感があるように感じたのだと思います。

 

作り方を突き詰めれば、もっとスマートに作れるのだと思うのですが、その技術が無い上にその必要性も感じない程に、内部の世界観に注目して欲しい気持ちが勝っているようです。

作りやすいという事は、クオリティーを維持する大きな武器にもなります。

最後まで微調整出来るのは、大きな強みなのかもしれません。

 

以前は小型のテレイドにネジを付けていました。転び止めや持ち運び用のアレンジの為でしたが、今ではその感覚にも抵抗があります。

 

そういう配慮的な物が姑息に感じてしまうのでしょう。

売りやすい為の工夫。例えば某デパートオリジナルという事で、薔薇を入れないか?とか

何かワンポイント欲しいですね。とか

身につけられるような形状にしては?など

ちょっとした知恵に対して、以前にも増して頑な自分がいます。

外観は絵画の額縁のように、シンプルでありたいのだと思います。そしてシンプルな額の中にアッと驚く世界を作りたいのでしょう。

 

しかし最近は並々ならぬ思い入れを持って作る事ばかり。

考えを改める事もあるのでしょうか?それは自分でも分かりません。

 

どうやら金に対する免疫が無いというか、罪悪感や恥じらいのようなものが抜けないという面もありそうです。

売る為の努力は仕事ですから何とか頑張れるのですが、作品である万華鏡が必要以上に歩み寄る事に抵抗があるようです。

きっと純粋な気持ちで創作したいのでしょう。

 

万華鏡事態は売りたいような素振りや歩み寄りを一切見せずに凛と立ち、それがいいと思われたい。

例えるなら、シャム猫かロシアンブルーのような存在に憧れているのかもしれません。

 

kaleidoscope night

初めてのバーで、遊び販売をさせて頂くという何とも言えない体験。

私の仕事の仕方としたら、今後もっと探っていくべき方向性だと思いました。

 

お越し頂いた皆さま、有難う御座いました。

 

夕方から深夜三時過ぎまで、途切れる事なく程良くお客様に見て頂いたように感じます。

 

まだまだ日本において万華鏡は子供のおもちゃが主流なのだという事、これは決して残念な事では無くて、ワー!初めて見ましたーという新鮮な反応をまだまだ頂けるとともに、今後の可能性も大きく広がっているという事なのだと思います。

お客さんにカメラを向けるのに抵抗があり、外に向けて記念の写真。

嫌いな図形

万華鏡作家は色んな模様や図形を作るわけですが、それぞれに好みの図形、嫌いな図形があると思います。

もしアンケートをとったら、嫌いな図形No.1はこれに違い無いと思うのですが如何でしょう?


長年作ってきましたが、久々にやっちまいました。

ミラー切りを暫くしてなかったー

というのは言い訳ですが、新しいカッターに替えた時というのは、切れ過ぎて?力が入り過ぎて? こういう事になりがちなように思います。


切った時にヤバいと思ったので、次の寸法を変更。出来るだけ無駄にしないための知恵で御座います。

結果、5mmの無駄で済みました。


しかし可能性としては、5mmにしてしまったから割り辛くなり失敗したのかもしれない。と考えると判断が難しいですね。

会場案内

折角の企画ですから

沢山の方に足を運んで貰いたいと思い

のりを案内いたします。


Googleマップで 高円寺 コネクシオン 

と入力して検索して下さい。


なんと!こんなに便利で分かりやすい会場で展示をするのは初めてかもしれません。

デパートだって、館内で会場探すの一苦労なのに、今回は迷いようがないように見えます。


いやいや、しかし方向音痴の人もいるかもしれませんから、間違えそうなポイントを押さえましょう。


まずは、高円寺駅の南口に出るところですね。

北口に出ちゃうと、反対方向に進んでしまいますから大変危険です。

出ましたら、少し右方向にある高南通りという大きな道を南に進んで下さい。

この道は片側一車線の二車線道路ですから、センターラインがあります。もしセンターラインが無ければ路地に入っちゃってますからご注意を

高南通り左側の歩道を歩くと良いでしょう。

駅前の信号を含めて3つ目の信号を渡り、3軒目のビルが中銀高円寺マンシオンです。

外階段が特徴的ですね。

あと、マンションではなくて、マンシオンであるところも見落としてはいけないポイントです。


その階段の下、地下一階が会場のコネクシオンとなります。

階段を上りたい気持ちをグッと堪えて、階段下を目指して下さい。

気持ちを抑えられない方は、それでもいいでしょう。一度上がって展望を楽しんでから降りてきて下さい。


展望を楽しんだら、気分を良くして何しに来たか忘れちゃった方、もう面倒見切れません。今回は諦めて下さい。


駅から歩いて、もし信号が赤でも徒歩2分というところでしょうか。展望を楽しんでも徒歩3分で到着いたします。


お待ちしております。


お久しぶりの方に

今回の企画の肝は、共通の繋がりである渋川高校と丹青社に関係する方々に久々に会えるかもしれないところでしょうか。


私は人付き合いとかあまり上手でないし、知人相手に販売とか少し抵抗があるのですが、今回のような遊び半分で出来るような企画であれば話は別。沢山の方にお会いしたいなぁ

これから告知頑張らなくちゃ!


仕事としてのキチンとした販売ではないというところも肝でして、一日だけの特別な夜に相応しく、考えたいと思います。多分クジとかです。


この3年程続けてきた、地元での特別な個展を今年は開催しない事となりましたので、この9/2はとても貴重な機会となるかと思います。


どうぞお誘い合わせの上、お越し下さいませ。




一夜だけの

コチラをご覧いただいている奇特な方だけに

先行してお知らせ致します。

9/2(金)

16:00?〜02:00??

高円寺コネクシオンに万華鏡をお持ちします。

ご興味のある方には覗いて頂いたり直売も出来るような場になります。

興味の無い方も、無理やり見せられるかもしれません。


こちらの店主と直接お話ししたのは、多分一度だけ。割と最近に展示会に寄ってくれました。

そして、驚くことに会場となるコネクシオンにはまだ伺った事すらありません。


普通こんな事はありえない訳ですが、ありえないような繋がりで始まった交流ですから、こんな感じで良いのだと思います。


店主の小池君は高校時代の同期なのですが、同じクラスになった事も無く特に繋がりも無かったので、何となくそういう人が居たような…というくらいの関係で、間違いなく友達の友達ではあったのですが、メンチ切られた事も無いので、正面から顔を合わせる事も無かったのでしょう。当時を思い出そうとすると、顔見知りの横や後ろに居たような…

緩めのフォーカスで思い出すような不思議な感じ。

互いにそのような認識だったと思われます。


このような同期は割と沢山いるのですが、彼とのミラクルは、私が会社を辞めた翌月に中途入社してきたらしいというところ。

部署が違うので、そんな彼の存在を知る事も無く25年過ぎておりましたが、SNSの力で共通の友達の存在を知り、彼のコミュニティに参加する事にしたのが出会いのキッカケとなりました。

何せ共通の知り合いは多いものの、互いに殆ど面識が無いという不思議な関係。

それでも互いに君付けで呼び合うなんて、ちょっと新鮮な感じ。同期っていいなぁなんて改めて感じたのであります。


スケジュール

現在決まっている、わたしの万華鏡イベントは

再来年二月の銀座での個展のみ。


カレンダーにちょこちょこ予定が入っていると、何だかソワソワしてしまって

仕事に身が入らない事も多いので良いのかもしれませんが

ここまで予定が無いと気持ちが緩み過ぎてしまいます。


だから、時々急遽決まるような催しがちょこっと入ると丁度良いのです。


先程、ヒョンな事から一つ企画が決まりそうな流れとなりました。

夏休みの終わりの方か、新学期の始めあたり?

場所は高円寺。


楽しみ半分で出来る、理想的な一夜になりそうです。

一気にテンションが上がりました。

日程が決まり次第告知いたします。

くじ引き出来るかなぁ

熱帯雨林

本日10時から13時頃まで企画展会場にいる予定です。


会場は代官山にあるアートラッシュ。

小さなお店に、小さな作品達

小さく明るい店主さんとお迎え致します。


このような企画に関わる事で、課題が出され短期間ですが脇道にそれたりします。


脇道スペースを予め少し掘り進めて用意しているという感じかもしれません。


こうすれば少し良くなりそうだ。

何となく見通しは立っていました。


企画に合わせて掘り進めると、この道の楽しさもわかって来て、もっと掘り進めたくなります。


アリの巣のように幾つも枝分かれして結びつく。

次はどこを掘ろうか?

まだ暫く仕事を楽しめそうです。

個性

色んな方とやり取りすると、自分の個性が浮き彫りになる気がします。


自分で最近気付いた自分の個性は、万華鏡と同じで、物事を現象として捉えているのだなぁ

という事。


物心ついた頃より、罪を憎んで人を憎まずという精神を当たり前の事だと信じて成長してきたからか、色んな場面で躊躇なく批判的な発言をしたりする傾向があります。


ですから、人によっては

それは私への批判?と気分を害したりするようですが、私にとっては、現象や行為への批判というか私の意見というだけであって、人を批判するつもりなどさらさら無いという場面が多いです。その人を批判出来るほどその人を理解している訳では無いのですから。

そういう事が度重なって初めて、点が線になり、線が面になり面が立体となり、実体が掴めてくる物だと思っています。


そんな私から見ると、感情に支配され人を攻撃したり、勝ち負けに執着する行為というのは、あまり美しくありません。

それは小さな戦争のようなものです。


対立という現象に対しては、上手に美しく解決する力を持ちたいものです。


また、物事にある最低限の規律については、そうあるべき物として、尊重されるべきだという気持ちも強い傾向があるようです。

誰でも大切な事については理想を高く持っていいと思っています。他の事に支障が出ない限りという条件付きで。


そして、自分の理想を高く持つことで、至らなかった自分を反省し、上手に折り合いを付けて、より良い解決に導けるようにも思うのです。

動き出しました

年始に考えていた動きなど全く出来ず

だからといってサボっていた訳でも無いのですが、万華鏡の製作本数が圧倒的に少ないのです。


そんな事も、あまり気にせずにマイペースに過ごしておりましたが、このところ色んなきっかけで出掛ける用事が続き、比例するように仕事の依頼も舞い込み、さぁ作るぞ!と

そんな空気が漂って参りました。


長い時間をかけて温めてきた作品がどのように評価されるか?楽しみでもあります。


最近は色んな事が頭を駆け巡り、以前にも増してついつい忘れてしまうなんて事が多発しております。

あれ?おかしいなぁ、遅いなぁ

そんな事がありましたら、どうぞ連絡下さいませ。


ご迷惑をお掛け致します。

メモをしっかりとる事、メモを見る習慣をつける事。この事をしっかりとメモらなければなりません。






誤解

先日は、万華鏡関連の方と沢山お話しして、楽しい時間を過ごしましたー


色々と感じた事があって、何を書こうかなー?なんて考えると話題があり過ぎて難しいのですが、一つ何となく誤解されてるのかなぁ?と感じる事がありましたので、少し書いてみます。


それは万華鏡のミラー組みにとても厳しくて、それを指摘して喜んでる嫌な奴、そんな印象に私はなっちゃってるんだろうなぁという事。


まぁ確かに細かくは見ます。自分で作る人ならどうしても自然と見てしまうのではないかな?とも思うのですが、そういう基本的な、正しい程良い分野って見るのにそんなに時間は掛かりません。いつも仕事でしている事ですから。

只、ズレてるからって馬鹿にするような気持ちはないです。もうちょっとこうすれば……こっちのここをこうすると良いというのが多いなぁ

とかそんな感想は自然に抱きますが、自分からはよう言わんです。

感想を求められれば、正直に言うようにはしています。ミラーがズレてるより合っている方がいいのは確かだと思っています。


でも万華鏡の良し悪しや好き嫌いに、ミラー組の精度がどれ程影響するだろう?と考えると、圧倒的にそれ以外の要素の方が大きいと考えていますし、いつもそれ以外の事ばかり考えています。私の場合外観は決めてしまっているのですから、いつも同じような事ばかり考えて研究しているわけです。


長いことこの仕事をしていますから、ミラー組みなんて簡単で、チャチャっと作るのだろうと思われているかもしれませんが、決してそんな事はありません。

調子が良ければ、短時間に精度良く作れる事もありますが、多くは苦しみながら、嫌になって万華鏡作りを辞めた方がいいんじゃないか?と思う事もしばしばあります。


キチンと組む事の難しさもよく解っているつもりです。

理想を高く持ち過ぎて、時間を掛け過ぎてしまったり、沢山のミラーを捨ててしまうような状況は私は良いと思いません。


万華鏡を作る上で避けて通れぬミラー組み。常に程良いところに理想を持ちつつ、自分の世界観の表現を探るのが大切なのかな?と考えています。